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インプラント
インプラント治療とは?

インプラント治療とは

インプラントは1960年代初頭にスウェーデンで開発され、すでに60年以上行われている治療です。
インプラント治療は、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工の被せ物を装着する治療で、1本の歯を失ったケースからすべての歯を失ったケースまで、幅広い症例に対応できます。
インプラント治療は、入れ歯やブリッジに比べ、メリットが多くあります。他の治療よりも噛む感覚が得られる、顎骨が痩せるのを防げる、審美的回復などです。そして、決定的に違うのが、健康な残存歯を削る必要がないことです。入れ歯やブリッジは土台として隣在歯を支点とするため、少なからず隣在歯を削る必要があります。健康な歯に負担をかけないのがインプラント治療の最大の特徴になります。
但し、インプラント治療も万能の治療法ではありません。当院では患者様の状況に応じて、最適な治療を提案いたします。

歯周病の10~20倍で炎症が進行「インプラント周囲炎」

歯周病の10~20倍で炎症が進行
インプラント周囲炎

多くのメリットがあるインプラント治療ですが、注意も必要です。なぜなら、インプラントは天然歯よりも歯周病原菌に感染しやすいからです。これは、歯周病と類似した病気で「インプラント周囲炎」と呼ばれています。
天然歯には、歯と歯肉の間に歯根膜という細菌に対する天然の防護機構があります。人工物であるインプラントには存在しません。そのため、天然歯よりも抵抗力が低く、歯周病原菌に感染しやすいのです。インプラント周囲炎は、歯周病の10~20倍という速さで炎症が進行するという報告もあります。
インプラントは、骨との結合力を高めるため、表面の性状をわざとザラザラにしたり、蛸壺のような形にしたりと非常に複雑な表面処理をしています。そのためインプラントそのものに歯周病原菌が付着すると、表面が滑らかな天然歯とは違い、歯周病原菌を取り除くのは非常に困難なのです。

インプラント治療前の歯周病治療が必須?

インプラント治療前の
歯周病治療が必須

インプラント周囲炎は発症すると治療が非常に困難なため、発症させないということが一番重要です。
術前に歯周病リスクを可能な限り取り除いておくことが非常に重要です。
スウェーデンをはじめとする欧米諸国では、インプラント治療前に歯周病検査を行い、リスクのある人には歯周病治療やブラッシング指導を徹底的に行うことが必須となっています。当院では、そういったスウェーデンスタイルの治療法や考え方を取り入れています。
歯周病に罹患している患者様の場合、当院ではすぐにインプラント治療をすることはありません。徹底的に歯周病治療を行い、きちんと歯周病を治してから、インプラント治療を行います。
また、インプラント治療ができない場合でも様々な選択肢を用意していますので安心してください。様々な治療法から患者様に最適な治療法を検討していきます。

インプラントは清掃性を重視

インプラントは清掃性を重視

インプラントを長く快適に使用するために、その方に合ったインプラントの種類、被せ物の素材や形状がとても重要です。
当院では、インプラント周囲炎のリスクを低減させるため、インプラント周囲の清掃性にこだわり、プラークが付着しにくい素材や、ブラッシングがしやすい形状のものをご提供しています。

当院で使用しているインプラントメーカー
・アストラテック(スウェーデン)
・ノーベルバイオケア(スウェーデン)

当院では、データに基づき、長い治療実績があるメーカーを使用しています。

治療後のメンテナンスの重要性?

治療後の
メンテナンスの重要性

インプラント治療では、術後のメンテナンスが非常に大切です。インプラント周囲炎にかからず、長い期間安定して使用していただくためには、ご自宅でのセルフケアに加え、定期的な歯科医院でのプロフェッショナルケアが必須となります。
メンテナンス時には、正しいブラッシング方法、歯ブラシや歯磨剤・うがい薬などの選定や指導を行います。また、エアフローなど専用の機器を使用し、徹底してクリーニングを行います。

当院のインプラント治療は、患者様にできる限り長くインプラントを使用していただくためだけでなく、術後のお口全体の健康を考えた治療となっています。